今回は、南郷13丁目駅のすぐ近くに店を構える『南郷魂心家(こんしんや)』に行ってきました。
物価高が続く昨今、「とにかく安く、限界までお腹いっぱい美味しいものを食べたい!」という私たちの欲求を、採算度外視で満たしてくれるのがこのお店です。
- ライス終日食べ放題:ラーメンを頼めば白米が無限に無料!
- 毎月22日は600円:通常価格を破壊する「魂心家の日」が熱い!
- 魔法のまくり券:スープ完飲で次回トッピング無料券をゲット!
- 札幌では希少:味噌の街で味わえるガツンと濃厚な「本格・横浜家系豚骨醤油」!
しかし、看板に「家系最強」を掲げるその一杯は、果たして本当に美味しいのか?
1999年からラーメンの麺と向き合ってきたプロの目線と、一人の腹ペコな客としての目線から、魂心家の本当の実力と「食欲リミッターが外れる悪魔的なライスの食べ方」まで、一切の忖度なしでガチ検証していきます!

圧倒的なお得感!札幌で家系をガッツリ食らうなら迷わずここへ
まず最初に、この記事の結論からお伝えします。 純粋なラーメンの味を求めるのではなく、札幌で珍しい家系ラーメンをお腹いっぱいお得に楽しみたいなら最強のお店です。
先ほど触れた通り、魂心家には他店を圧倒する強烈なメリットがあります。専用の「ライスバー」で限界まで白米をかきこみ、スープを飲み干して魔法の「まくり券」をゲットする。そして22日の「魂心家の日」には600円でそれを堪能する。
「とにかく安く、限界まで胃袋を満たしたい」という欲求に対して、これほど完璧に応えてくれるアミューズメントパークのようなラーメン店は、札幌中を探してもなかなかありません。
「家系最強」を掲げる一杯!スープと特注麺を徹底解剖

圧倒的なサービス精神はわかりましたが、肝心のラーメンはどうなのか。看板メニューの濃厚豚骨醤油ラーメンの各パーツを見ていきましょう。
注文時には家系ならではの「麺の硬さ」「油の量」「味の濃さ」を自分好みに選ぶことができます。

クリーミーでマイルド!白米を進ませる豚骨醤油スープ

看板に「家系最強」と掲げるスープは、長時間炊き込まれた豚骨醤油ベースです。札幌ラーメン特有のラードの膜とは違う、豚骨を乳化させたポタージュのようにまろやかでクリーミーな甘みを感じる仕上がり。ガツンと塩辛いだけの醤油ではなく、このマイルドさが後述する「ライスとの相性」を最高に高めてくれます。

さらに嬉しいのが、豊富に揃った卓上調味料(ニンニク、豆板醤、生姜、胡椒、お酢など)の存在です。 ベースがマイルドで包容力があるため、途中でニンニクを入れてガツンとパンチを出したり、お酢と生姜でスッキリさせたりと、自分好みの味変が自由自在に楽しめるのもこのスープの大きな魅力になっています。
職人目線!切り刃18番の「特注中太ストレート麺」

合わせる麺は、特定の製麺所のものではなく、魂心家オリジナルの特注自家製麺です。
1999年に製麺技能士の資格を取得し、長年麺を見てきた私の目から見ても、札幌の多加水ちぢれ麺とは全く異なるこの切り刃18番を使用した中太ストレート麺は非常に特徴的です。 しっかりとしたゴワゴワ感と噛み応えがあり、お店が「硬め」での注文を推奨するのも納得。噛むたびに小麦の風味が広がり、濃厚でクリーミーなスープに負けない力強さを持っています。スープをよく絡め、ライスのおかずとして機能するようにしっかり計算設計された麺だと言えます。
これぞ家系の醍醐味!食欲リミッターが外れる「悪魔的ライスアレンジ」

魂心家に来たら、ライスをそのまま食べるのは絶対にもったいない!卓上アイテムを駆使した、一瞬で白米が消え去る私的な究極の食べ方をご紹介します。
- 最強の「海苔巻き」:白米にニンニクと豆板醤を乗せ、濃厚スープをヒタヒタに吸わせた海苔でぐるっと巻いて一口!豚骨の脂と強烈な薬味のパンチが口の中で弾け、理性が飛ぶウマさです。
- 背徳の「チャーシュー巻き」:スープの熱でトロトロになったチャーシューで、白米を豪快に包み込んでかきこむ!肉の旨味と豚骨のコクが絡み合う、たまらない瞬間です。
- 〆の「ガッツリおじや」:残ったご飯にスープをたっぷりぶっかけ、コショウを振って一気に流し込む!この強烈な中毒性で、気づけば「まくり券(スープ完飲)」も余裕で達成できます。

【製麺技能士のガチ本音】正直な感想と、驚きの「スープの温度」
さて、ここからはプロとして、そして一人の客としての包み隠さない「ガチ本音」を語らせてください。

正直、大して美味くはない。「ザ・チェーン店」の味
結論から言うと、ラーメン単体として「感動するほど美味しいか?」と聞かれれば、答えはノーです。良くも悪くも「ザ・チェーン店の味」。こだわりの個人店が作るような、奥深い旨味や繊細な香り、突き抜けた個性があるわけではありません。
しかし、魂心家のラーメンは「最高に美味しいラーメン」を目指しているというより、「白米を最高に美味しく食べるための最強のおかず(スープ)」として割り切って作られているように感じます。そう考えると、この安定したチェーン店の味付けは非常に理にかなっています。

致命的!?スープが「ぬるい」という驚きの事実
ただ、どうしても看過できなかった点が一つあります。 それは、提供されたラーメンの「スープが驚くほどぬるかった」ということです。
ラーメンにとって「熱々であること」は命です。特に家系のような脂の多い豚骨スープは、温度が下がると風味が落ち、脂のくどさが前面に出てしまいます。回転率を重視するチェーンオペレーションの弊害かもしれませんが、職人目線で言えばこれは非常に残念なポイントでした。
とはいえ、「スープがぬるいから、急いでライスをかきこむにはちょうどいい!」とポジティブに捉える猛者もいるかもしれません(笑)。
味よりコスパ!白米を食らうアミューズメントパーク

今回は『南郷魂心家』を本音でレビューしました。
ラーメン自体のクオリティやスープの温度には職人として苦言を呈してしまいましたが、「札幌では希少な家系スタイルで、無料のライスバーに豆板醤やニンニクを乗せ、スープに浸した海苔で巻いて限界まで食らう」というアミューズメント施設として見れば、その満足度とコスパは間違いなくトップクラスです。
「今日はとにかく、安くガッツリ白米を食らいたい!」という衝動に駆られた日は、ぜひ魂心家の暖簾をくぐってみてください!

| 店名 | 南郷魂心家 |
|---|---|
| 住所 | 〒003-0023 北海道札幌市白石区南郷通14丁目北3−4 |
| アクセス | 南郷13丁目駅から118m |
| 駐車場 | あり |
| 支払い方法 | 現金、カード可、電子マネー可、QRコード決済可 |
| 営業時間 | 11:00 – 23:00 |


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