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999年に国家資格「製麺技能士」を取得し、製麺一筋25年。現在も某製麺所で日々ラーメンの麺を打ち続けている現役の麺職人です。休日の趣味は食べ歩きで、これまで巡ったラーメン店は100店舗以上!当ブログでは、ただの食レポではなく「麺とスープの相性(一体感)」というプロならではの視点で、本当に美味しい一杯をガチ解説します。たまに大好きなハンバーグやスィーツも登場するかも?インスタや食べログでもグルメ情報を発信中です!

【梅光軒 すすきの店】製麺職人歴25年が実食!ミシュランも認めたWスープの真髄をガチレビュー

こんにちは!製麺の道に携わって25年、ラーメンをこよなく愛する筆者です。

昭和44年(1969年)創業。半世紀以上にわたり、旭川ラーメンの看板を背負い続ける伝説の名店「梅光軒」が2025年4月18日、札幌すすきのにオープンしました!

ミシュラン掲載、ラーメン大賞受賞…数々の栄光を持つこの老舗。

激戦区すすきので、一体どんな一杯を提供しているのか?
ただの食レポを超えた、プロならではのマニアックな視点で、その美味しさの核心を紐解いていきます!

Contents

梅光軒 醤油ラーメン (950円)

ここ梅光軒は旭川ラーメンの代表格として、国内外から高い知名度を誇る名店です。(現在では国内に5店舗、海外に7店舗を展開するほど世界中で愛されています。)

今回は醤油ラーメンを職人の視点から、ガチレビューしていきたいと思います。期待値が高い店だからこそ、表面的な評判に惑わされない、本質的なクオリティを厳しく判定させていただきます。

旭川伝統のWスープ。しかし、どこか物足りなさを感じる二面性

ここのお店といえば豚骨、鶏ガラの動物系と煮干し、昆布の魚介系を合わせた旭川伝統のWスープ。さらに、大雪山系の軟水を使うことで、骨の髄まで旨みを引き出しているんだとか。

しかしながら有名店の看板から想像するほどの「深み」や「キレ」が、実際私にはあまり感じられませんでした。昔ながらの良さはあるものの、現代の進化したラーメンの中では、少しパンチ不足な印象を拭えません。

後味はスッキリなので〆のラーメンにはいいかもしれません!

名物の極太メンマと、ややパサつきが気になるチャーシュー

梅光軒の代名詞とも言える極太のメンマは、見た目のインパクトが抜群です。しかし、主役であるべきチャーシューに関しては、旨味の抜けやパサつきが気になり、スープとの一体感に欠ける部分が見受けられたのが正直なところです。

旭川らしい低加水麺。しかし、最後まで「活き」が持続しないジレンマ

梅光軒の自家製麺は、「卵不使用」「低加水の中細ちぢれ麺」を採用しています。一口目の小麦の香りは悪くないのですが、食べ進めるうちにスープを吸いすぎてしまい、後半の食感が急激にダレてしまう。25年麺を打ってきた者として、この「劣化の早さ」は看過できないポイントでした。

製麺技能士のガチ視点!

今回の梅光軒さんの一杯は、正直に申し上げると「期待が大きすぎたのかもしれません」

  • 自家製麺だからこそ感じてしまった「もどかしさ」

    旭川伝統の低加水麺は、スープを吸い込みながら丼の中で「完成」へと向かう、言わば呼吸をする麺です。しかし、ここの麺はスープとの親和性が驚くほど低い。啜った瞬間に広がるはずの小麦の生命力が弱く、自家製ならではの「打ち立ての勢い」や、小麦の芳醇な香りもどこか遠くに追いやられている感じに思えました。
  • 「毎日変わる粉の表情」に向き合う難しさ

    小麦の選定やその日の気温に合わせた加水率の微調整は、私たち職人にとっても永遠の課題です。今回感じた「芯のぼやけ」や後半の食感の変化は、もしかするとそんな繊細なバランスの揺らぎだったのかもしれません。25年麺を打ってきたからこそ、この歴史ある自家製麺には、最後まで「凛としたコシ」を保っていてほしい……そんな願いにも似た、厳しい視点になってしまいました。

すすきの店だけの「店舗限定メニュー」

納得のいかない部分は正直に伝えますが、この「地域に寄り添う工夫」は素晴らしいと感じます。
実際、味の好みは分かれる部分があるかもしれませんが、すすきのという「夜の街」のニーズをここまで的確に捉えたラインナップは流石の一言。

背脂や特選といった「パンチのある選択肢」を用意する柔軟な姿勢には、老舗が積み上げてきた確かな戦略と、お客さんを楽しませようとする職人の心意気を感じずにはいられません。

  1. 特選醤油ラーメン

    定番のWスープの良さはそのままに、醤油の旨味や具材のクオリティがさらにアップ!麺との相性も抜群で、いつもより「ちょっといいラーメン」を食べたい気分の時にぴったりの贅沢な一杯です。
  2. こってり背脂ラーメン

    定番のWスープの良さはそのままに、醤油の旨味や具材のクオリティがさらにアップ!麺との相性も抜群で、いつもより「ちょっといいラーメン」を食べたい気分の時にぴったりの贅沢な一杯です。

まとめ:有名店という看板の影で、私が感じた「本音の違和感」

味の好みは人それぞれですが、プロとしての一つの結論は「期待を超える一杯ではなかった」ということです。

旭川ラーメンの歴史を支えてきた功績は素晴らしいものです。しかし、現代のラーメンのレベルが底上げされている中で、このクオリティで「最高」と太鼓判を押すのは、読者の皆さんに対して不誠実だと感じました。

項目評価
スープ
トッピング
総合評価

情報の波に飲まれない、自分自身の「舌」で判断する勇気を

「ガイドブックに載っているから」「行列ができているから」という理由だけで、それが自分にとっての最高の一杯になるとは限りません。

今回の私の評価は、あくまで25年のキャリアで培った「麺へのこだわり」という厳しいフィルターを通したものです。もしあなたが「昔ながらの、懐かしい旭川の味」を求めているなら、一度は体験してみても良いでしょう。

しかし、研ぎ澄まされた一杯を求めているなら、他にも目を向けるべき選択肢はたくさんあります。

店名旭川ラーメン 梅光軒 すすきの店
住所〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西3丁目6番地2
営業時間18:00 – 03:00
定休日月・水・木・日・祝日・祝前日・祝後日

この記事を書いた人

1999年に国家資格「製麺技能士」を取得し、製麺一筋25年。現在も某製麺所で日々ラーメンの麺を打ち続けている現役の麺職人です。休日の趣味は食べ歩きで、これまで巡ったラーメン店は100店舗以上!当ブログでは、ただの食レポではなく「麺とスープの相性(一体感)」というプロならではの視点で、本当に美味しい一杯をガチ解説します。たまに大好きなハンバーグやスィーツも登場するかも?インスタや食べログでもグルメ情報を発信中です!

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