こんにちは!新店や移転のニュースを聞くと居ても立ってもいられなくなる、製麺歴25年の現役麺職人です。
今回は、一度見たら忘れられない超個性的な店名でありながら、ガチ本物の純すみ系ラーメンを提供する『ラーメンピッコロ大将』さんをご紹介します! 11年間親しまれた東区の店舗から、2026年6月5日に豊平区中の島へ移転オープンを果たしました。移転先はなんと、すみれの村中社長が手掛けた「ムラナカラーメン研究所(おにやんま)」の跡地。元すみれの工場長である店主さんが、最高の厨房設備とともに新たなスタートを切っています。

四半世紀にわたって麺の世界に身を置くプロの視点から、中の島でさらに進化した「ピッコロ大将」の凄みと、移転後の詳しい店舗システムを凝縮してお伝えします!
- ガチの結論:名前のおもしろ系な印象は完全なブラフ!「絶対に外さないから今すぐ行ってほしい」と胸を張って推せる隠れた最高峰の名店。
- スープと麺:完璧な熱量をキープする重厚ラードスープと、限られた名店にしか卸されない西山製麺の至宝「特製33丸麺」の圧倒的共鳴。
- 【重要】移転後の変更点:席数が19席に大幅アップしてテーブル席が完成!ただし店舗前の専用駐車場は4台に減少、支払いは「先会計・現金のみ」へ。
1999年に国家資格「製麺技能士」を取得した職人としての目線と、いちラーメンファンとしての本音を交えて、この分厚い職人魂が詰まった一杯を徹底解剖していきます!
看板のインパクトを超えるストイックな「職人のラーメン」

ピッコロ大将という個性的すぎる店名に、最初は誰もが「ネタ系かな?」と油断するはず。しかしその扉の先にあるのは、札幌味噌の正解を愚直に追求する、最高峰のストイックな一杯です!
ガツンとくる純すみ系の本気、そして職人技が光る麺のクオリティは、わざわざ中の島まで足を運ぶ価値しかありません。
ラードが蓋をする、最後の一滴まで熱々の重厚味噌スープ

運ばれてきた瞬間、表面を覆う分厚いラードの層と、立ち上る生姜の香りに「これは本物だ」と確信させられます。いわゆる純すみ(村中系)の王道を行くスタイルです。
一口啜れば、重厚なパンチに圧倒されますが、驚くのはその強烈な個性の中で成立している「塩味」と「旨味」の絶妙なバランスです。味噌の鋭いキレを動物系ダシのまろやかな甘みが包み込み、角の取れた深いコクへと導いてくれます。 ラードの膜が熱と旨味を完璧に封じ込めているため、最後まで熱々をキープ。後半に生姜を溶かせば爽やかなキレが加わり、最後の一滴まで夢中で飲み干してしまいます。
一杯を完成させる黄金のトッピングバランス

具材はチャーシュー、メンマ、海苔、炒め野菜、ネギ、生姜に白胡麻。どれもがスープを邪魔せず、むしろ引き立てる名脇役です。
昨今の物価高騰の中でも、このクオリティを維持しながら驚くほど贅沢に仕上がっています。途中で煮玉子(120円)をプラスするのもおすすめで、絶妙な半熟加減が濃厚な味噌スープにまろやかなコクを添えてくれます。

製麺技能士のガチ視点!西山製麺の至宝「特製33丸麺」を引き出す神業
ここからは私の専門分野です。名前のインパクトに目を奪われがちですが、この一杯は技術的に見るととんどもない完成度を誇っています。その理由は、西山製麺の最高傑作「特製33丸麺」の驚異的なポテンシャルにあります。

認められた店にしか許されない「33丸」の血統と糊化の極致
この「33」という数字は、単なる商品番号ではありません。札幌味噌ラーメンの伝説である『すみれ』のために開発された、いわば「村中系専用レシピ」の系譜を継ぐ証です。限られた店舗にしか提供されないこの麺は、濃厚な味噌、そして厚いラードの層と戦うために設計されています。 水分をたっぷり含ませた生地を低温でじっくり寝かせる「多加水熟成」の完成形であり、茹で上げた瞬間に小麦粉の中の澱粉が最高の状態で完璧に糊化(α化)して膨張します。これが、あの「噛んだ瞬間にパチンと弾ける弾力」を生み出す物理的構造の秘密です。

100℃の激アツスープに負けない熱耐性と「茹で上げ」の技術
純すみ系スープは、表面のラードによって100℃近い温度が維持されるため、通常の麺であればすぐに熱で組織が緩み「ダレ」が生じます。しかし、33丸麺は独自の圧延(あつえん)工程によりグルテンの網目構造が極めて緻密に構成されているため、最後まで伸びず、むしろスープを吸ってさらに旨くなります。
最高の麺を生かすも殺すも茹で手の腕次第ですが、元工場長である大将が引き上げる麺は、表面が驚くほど滑らかなのに中心にはグッと押し返してくる力強い「芯」の弾力が同居しています。まさに理想的な茹で加減の頂点。この一瞬を逃さない確かな技術が、一杯の完成度を格段に引き上げています。
| 項目 | 評価 |
| 麺 | |
| スープ | |
| バランス | |
| 総合評価 |
行く前にチェック!移転後の駐車場と店内の注意点
2026年6月に中の島へ移転リニューアルしたピッコロ大将さん。旧店舗(東区)時代からシステムや環境がガラリと変わっていますので、訪問前に必ずチェックしておきましょう。
- 注文は「先会計システム」へ:店内に入ってすぐのレジで、先に注文と会計を済ませるシステムに変わっています。お支払いは「現金のみ」(クレジットカード、電子マネー、QR決済はすべて不可)となっていますので、あらかじめお財布を確認してから入店しましょう。
- 席数が大幅アップ&高級感のある内装:旧店舗の11席から、移転後は全19席(カウンター11席、4人掛けテーブル2卓)へと大幅に増席されました!シックで落ち着いた高級感のある素敵な空間にリニューアルされており、テーブル席ができたことでグループやご家族連れでも格段に利用しやすくなっています。
- 店舗前の専用駐車場は「4台分」:お店の目の前に4台分の無料駐車スペースが完備されています。ただし、旧店舗の時よりも専用の駐車台数は少なくなっているため、満車時は中の島エリアの近隣コインパーキングを利用することになります。
- 最新情報は公式の告知をチェック:突発的なお休みや最新メニューの動向などは、公式の告知を行っているムラナカラーメン研究所「おにやんま」の公式X(旧Twitter)等で事前に確認してから足を運ぶのが確実です。

名前の何倍も分厚い「職人魂」が待っている
西山製麺の最高傑作「特製33丸麺」を、これほど完璧な熱量と茹で加減で提供する店はそうありません。看板の個性に惑わされて、この本物の仕事を素通りしてしまうのはあまりに勿体ないです。
札幌で本物の純すみ系に出会いたいなら、新しくなった中の島の扉を迷わず開けてみてください。極上の熱々味噌が、あなたを待っています!
『ピッコロ大将』の店舗情報

| 店名 | ピッコロ大将 |
|---|---|
| 住所 | 〒062-0922 北海道札幌市豊平区中の島2条6丁目1−5 |
| 支払い方法 | 現金 |
| 営業時間 | 11:00~15:00 |
| 定休日 | 木曜 |


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