札幌のすぐ隣、江別市大麻に胃袋の限界を試してくるお店がありました。 朝11時の開店と同時に満席、行列ができる人気店「らーめん 海鳴(うみなり)」です。
25年も麺の世界にいる私ですが、ここのデカ盛りとコスパの両立には正直、驚きました。 特に+450円で現れる「550gのチャーハン」は、もはや事件レベル。
安さの裏にある確かな技術と、胃袋を揺さぶるセットメニューの全貌をお届けします。

「セット」の概念が崩壊する、殺人的なボリューム

この記事のメインは、何と言ってもこのサイドメニューの圧倒的な破壊力です。
驚愕の「450円・550グラム」チャーハン
まず、ラーメンを注文すると頼めるチャーハンセット(ラーメン+450円)を見てください。運ばれてきた瞬間、目を疑いました。隣の席の方も思わず二度見するレベルの「山」が築かれています。

- チャーハンの総重量は、なんと550グラム。(大体5膳くらいの量)
- 一般的な「チャーハン」どころか、通常の3人前はあろうかという特盛レベルの山が築かれています。
- セット価格でこのボリュームは、もはや価格設定のバグと言っても過言ではありません。
サイドメニューの域を完全に超えたサービス精神旺盛のチャーハンセットです。
通常の半チャーセットもどでかい

多分ほとんどの方々が、頼まれると思う通常のチャーハンセット(+200円)でさえ、油断は禁物です。普通のお店ではあり得ない、お米2膳分ほどのしっかりとした量があります。サイドメニューの域を完全に超えたチャーハンセットです。
お米は少し硬めの炊き加減で自分の好みとは若干違ったのですが、それでも「旨い」とスプーンが止まらない。これだけの量を完食したあとの達成感は、もはやスポーツに近いものがあります。、

信玄のDNAを継ぐ、至福の特製味噌ラーメン

ボリュームだけではありません。
特製味噌ラーメン(950円)は、札幌の名店「信玄」で修行されたという店主の技が光る一杯です。
まさに信玄系と言える味噌の角が一切なく、野菜の甘みと豚骨の旨味が溶け合った、まろやかでクリーミーな極上スープ。そして箸で持つと崩れるほど柔らかいチャーシュー、味玉もデフォルトで付いてくる豪華仕様です。

ここで少し、25年麺を打ってきたプロとしての「本音」を。
海鳴では札幌ラーメンの代名詞とも言える、森住製麺の麺を使用しています。しかし、今回の実食で唯一気になったのが、この麺のダレやすさでした。
スープの完成度が極めて高く、具材も豪華なだけに、麺のコシが弱く、伸びるのが早い点が際立ってしまいました。中盤から後半にかけて、麺がスープに負けてしまう。
もし、最後まで弾力を維持できる「力強い麺」に進化すれば、この一杯は間違いなく札幌圏で天下を取れるレベルに到達するはずです。

並んででも食べたい「最高のホスピタリティ」
行列必至の人気店ですが、海鳴の魅力はその素晴らしいオペレーションにもあります。
並んでいる間に注文を聞いてくれるため、席に着いてからの待ち時間はほぼありません。座った瞬間に着丼と思えたくらいです。
そして、もう一つ印象的だったのが、いかつめな店主と従業員の方々が作り出す、活気と温かみのある雰囲気と最高な接客。
これこそが、リピーターを惹きつける極意だと感じました。

らーめん海鳴は、胃袋と心が満たされる爆食の聖地だった
今回ご紹介した「らーめん 海鳴(うみなり)」。一言で表すなら、「味・量・接客」のすべてにおいて、お客さんを喜ばせようとする熱量が規格外のお店でした。

ここで改めて、麺職人の視点から見たポイントを整理します。
- 圧倒的デカ盛りの衝撃:450円で追加できる「550g」のチャーハンセットは、まさに価格破壊。お腹を空かせた読者への最強のアンサーです。
- 信玄の系譜を継ぐ味:950円の特製味噌は、クリーミーでまろやかな「本物の札幌味噌」の旨さを堪能できます。
- 職人の本音:スープが絶品なだけに、麺のダレやすさだけが唯一の惜しいポイント。今後に期待したい部分です。
- 感動のオペレーション:行列でも座ればすぐに着丼するスピードと、いかつい店主が見せる温かい接客が、満足度をさらに引き上げてくれます。

麺職人25年の結論
1,000円ちょっとの投資で、これほどの「多幸感」を味わえる場所はそうありません。
高級な一杯も良いですが、時には理屈を抜きにして、山のようなチャーハンと格闘する。
そんな「食べの極意」がここにはありました。




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