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999年に国家資格「製麺技能士」を取得し、製麺一筋25年。現在も某製麺所で日々ラーメンの麺を打ち続けている現役の麺職人です。休日の趣味は食べ歩きで、これまで巡ったラーメン店は100店舗以上!当ブログでは、ただの食レポではなく「麺とスープの相性(一体感)」というプロならではの視点で、本当に美味しい一杯をガチ解説します。たまに大好きなハンバーグやスィーツも登場するかも?インスタや食べログでもグルメ情報を発信中です!
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【ラーメンふくや】食べログ百名店!ド迫力の醤油チャーシューと旭川麺のリアル

今回は、食べログ百名店にも選出される札幌市西区の有名店『ラーメンふくや(旧店名:昭和ラーメン ふくや)』さんにお邪魔してきました。 旭川ラーメンの伝統を札幌で味わえると人気のお店ですが、今回は常連客からも愛される大迫力の看板メニュー「醤油チャーシュー麺」を実食してきました!

長年麺と向き合ってきた職人の目線から、今回は忖度を一切抜きにして、リアルな本音を語らせていただきます。まずは、この記事でお伝えしたい見どころをサクッとまとめました!

この記事でわかる「ラーメンふくや(チャーシュー麺)」のリアルな評価
  1. ガチの結論:名物のチャーシュー麺はド迫力!しかし、現代の洗練されたトレンドとは異なる「無骨でシビアな一杯」は評価が分かれる!
  2. 圧巻のトッピング:丼を覆い尽くす肉の威圧感。しかし、その強烈な「野性味」は人を選ぶポイント。
  3. スープと麺:チャーシューの隙間から立ち昇る激アツスープと、熱に負けやすい低加水麺が織りなす「旭川麺の宿命」。
  4. 訪問前の注意点:激戦必至の店前駐車場(4〜5台)、完全現金制の券売機システムなど。

立ち昇る激アツの湯気と、丼を覆う肉の威圧感。チャーシュー麺ならではの見た目の強さの裏側に潜む「真実」を、徹底解剖していきます!

Contents

名物「チャーシュー麺」の迫力と、評価が分かれるリアル

醤油チャーシュー麺(1,150円)

ズバリ、本記事の最大の結論をお伝えします。 現代の計算し尽くされたラーメンを求めて行くと少しギャップを感じるような、昔ながらの野性味あふれる一杯です。 こぼれんばかりのスープに、表面を覆う大ボリュームの肉。見た目のインパクトが凄まじい分、味わいへの感想は人それぞれ分かれますが、チャーシュー麺としての破壊力とコスパの高さには、思わず唸ってしまうほどの確かな魅力がありました。

激アツをキープするラード、だが肝心のキレに欠けるスープ

カウンター越しに受け取る丼は、持つのを躊躇うほどの超高温。チャーシューの隙間から見えるラードの膜が熱を閉じ込めるこのスタイルは健在ですが、肝心の味わいについては、「どこか薄いなぁ」と感じるのが正直なところです。

あっさりというよりは、醤油のキレも出汁の深みもどこか大人しく、今の基準で見るとパンチ不足は否めません。過去の口コミを見ても、かつて大将が作ってくれていたワンコイン時代の「ガツンと来る旨みのパンチ力」が無くなったと感じる方も多く、時代と共に少しずつ変化しているのかもしれません。

丼を覆う肉の量は圧巻!しかし漂う「野性味」が人を選ぶ

チャーシュー麺を名乗るだけあり、1150円という価格に対する肉の物量は確かにド迫力です。昨今のトレンドである「とろける旨み」とは一線を画す、赤身の繊維質をしっかり残したワイルドな仕上がりになっています。

ただ、これだけの肉量があるからこそ、噛むほどに鼻に抜ける独特の野性味(ケモノ感)は、好みがハッキリと分かれる境界線になります。一方で、ゴロゴロと入ったコマ切れチャーシューの凝縮された旨味は秀逸で、この一杯の中で際立ったアクセントになっていました。メンマとネギという最小限のトッピングが、より「お肉」の存在感を浮き彫りにしています。

製麺技能士のガチ視点!激アツスープが旭川麺に与える過酷なダメージ

ここからは私の専門分野です。ふくやさんでは、旭川を代表する「加藤ラーメン」の低加水麺を使用しています。一口目は独特の香りが楽しめますが、製麺技能士の視点で見ると非常に勿体ないと感じる部分がありました。

スープの熱に負けてしまう、旭川麺の避けられない弱点

チャーシューの蓋とラードの膜によって守られた超高温の激アツスープの中では、低加水の細麺がすぐに水分を吸い込み、驚くほど早くコシを失ってしまいます。麺の活きの良さを楽しむ余裕はなく、中盤からは完全にスープに飲まれたような、重くダレた食感へと変わってしまいます。
スープの徹底した熱さは素晴らしいですが、その熱さが麺のダメージを早め、結果としてスープの繊細な風味まで判別しにくくしている側面は否定できません。

変化を「情緒」と呼べるか

後半、コシが抜けてフニャッとした食感に変わる麺。これを「昔ながらの旭川らしい懐かしさ」として情緒的に楽しめるなら良いですが、麺に弾力や躍動感を求める方には、単なる「伸びた麺」に感じられてしまうリスクがあります。
あっさりした醤油スープに対してこのダレた食感は、現代の洗練されたラーメンシーンにおいて、どう受け止めるべきか考えさせられるバランスでした。

実際全ての旭川系の麺がこうと言うわけでもありません。下の記事では私のオススメの旭川ラーメンを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!

行く前にチェック!駐車場と店内の注意点

今の札幌では希少となった、飾り気のない無骨な旭川スタイルを体験できるふくやさん。訪問の際は以下のポイントに注意してください。

  • 激戦必至の無料駐車場:お店の正面(店前)に約4〜5台分の無料駐車スペースが用意されています。しかし人気店ゆえに、お昼時などの混雑する時間帯や、開店前(11:00前)からすぐに埋まってしまうことが多いため、車で訪問する際はタイミングに注意が必要です。
  • 券売機と完全現金制:支払いは「現金のみ」で、店内にある券売機で食券を購入するシステムです。スムーズに購入できるよう、あらかじめ千円札や小銭を準備しておきましょう。
  • お一人様でも入りやすい店内: 席数は合計13席(カウンター9席、その他の席4席)で、全席禁煙となっています。こぢんまりとした昔ながらの店構えで、一人でもふらっと立ち寄りやすいレイアウトになっています。

名店の看板を横に置き、自分の足と舌で「答え合わせ」をする一杯

長年麺に携わってきた視点で見れば、伝統を守り続けることの難しさと、時代の変化とのギャップを強く感じる一杯でした。麺にしっかりとしたコシを求めたり、スープに重厚なコクとキレを期待する方には、少し評価が難しい部分があるでしょう。

しかし、この豪快なチャーシュー麺の迫力は一見の価値ありです。「百名店だから」という名店の看板を一度横に置いて、自分の足と舌で、今の味が自分に合うかどうかを確かめる。そんな、ある種シビアで正直な「答え合わせ」を楽しめる方におすすめしたい一軒です。

項目評価
スープ
トッピング
総合評価

『ラーメン ふくや』の店舗情報

店名ラーメン ふくや
席数13席(カウンター9席+4席)
住所〒063-0803 北海道札幌市西区二十四軒3条4丁目2−2
営業時間11時00分~16時00分
定休日水曜

この記事を書いた人

1999年に国家資格「製麺技能士」を取得し、製麺一筋25年。現在も某製麺所で日々ラーメンの麺を打ち続けている現役の麺職人です。休日の趣味は食べ歩きで、これまで巡ったラーメン店は100店舗以上!当ブログでは、ただの食レポではなく「麺とスープの相性(一体感)」というプロならではの視点で、本当に美味しい一杯をガチ解説します。たまに大好きなハンバーグやスィーツも登場するかも?インスタや食べログでもグルメ情報を発信中です!

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