札幌のド真ん中(札幌駅・大通・すすきのエリア)で、「絶対に美味しい味噌ラーメンが食べたい!」と思ったとき、お店が多すぎて迷ってしまいませんか?そこで今回は、現役の製麺技能士として四半世紀以上麺と向き合ってきた私が、「札幌中心部で絶対に外さない味噌ラーメンの名店」を5店舗に厳選しました!
行列の絶えない超有名店から、ネギ山盛りのインパクト抜群な一杯まで。ただ美味しいだけでなく、「スープと麺の究極の一体感」をプロの視点でガチ紹介しています。きっと今日の気分にぴったりの最高の1杯が必ず見つかるはずですよ。それでは、早速いってみましょう!
喜来登(きらいと)
狸小路エリアに店を構え、地元民から観光客まで長年愛され続ける名店です。店内に入ると、有名人のサイン色紙が壁一面を埋め尽くしており、昭和レトロでどこかホッとする温かみのある空間が広がっています。

ズバリ、どんな味?
- 名物「ネギマウンテン」と優しい白味噌:丼の表面を覆い尽くすほどの山盛りネギが最大の特徴です。最近主流のラードで表面を覆う濃厚・熱々系(純すみ系)とは異なり、鶏ガラベースでラードをほとんど使わない、まろやかな甘みとあっさりとした優しいコクが楽しめます。
- 味が変化する魅惑の2層構造:スープの上部はあっさりしていますが、実は丼の底に濃い味噌ダレが沈んでいます。山盛りのネギをスープに沈めるように混ぜることでネギの自然な甘みが溶け出し、食べ進めるごとに少しずつ味が濃く、深くなっていく計算された一杯です。
こんな人にぴったり!
- とにかくネギが大好きで、山盛りのネギをワシワシと堪能したい方。
- こってりとした脂っこいラーメンよりも、あっさりとして優しいコクのある味噌ラーメンを食べたい方。
- 昭和の雰囲気漂う温かい空間で、心も体もホッと温まりたい方。
この食べ進めるごとに変化する特殊なスープに合わせているのが、森住製麺の黄色い中太ちぢれ麺です。
山盛りのネギは、スープに浸す前の「シャキシャキ」とした食感も良いですが、熱々のスープに浸して「シナシナ」になったところも、たまらないんですよねぇ。さらに、甘みたっぷりの玉ねぎや、たっぷりと入ったもやしと挽肉の旨味がスープにどんどん溶け出していきます。
そして何より唸らされるのは、これだけ具材の旨味が重なり合って味が濃くなっていく過程でも、麺が一切負けないことです!最初から最後まで「ぷりぷり」のコシをしっかり保ち続ける麺のポテンシャルは見事の一言。後半になるほど具材・スープ・麺の一体感が増していく、丼の中のストーリー性が素晴らしい一杯です!
らーめん 信玄 南6条店
すすきのの外れにありながら、連日長蛇の列が絶えない大人気店です。メニューに「信州(コク味噌)」「越後(辛味噌)」など戦国時代の地名がつけられているのがユニーク。深夜1時まで営業しているため、すすきので飲んだ後の「最高のシメ」としても絶大な支持を集めています。

ズバリ、どんな味?
- 不動の一番人気「信州(コク味噌)」:お客さんの約7割が注文する看板メニューです。じっくり煮込んだ豚骨や野菜のダシにマイルドな白味噌を合わせた、味噌のトゲや塩カドが一切ないクリーミーで優しい味わい。濃厚な見た目に反して脂っぽさが控えめで、最後の一滴まで飲み干したくなるすっきり感がたまりません。
- 極上のホロホロ特製チャーシュー:箸で持ち上げると崩れそうになるほど柔らかい豚バラチャーシュー。味付けは濃すぎず絶妙で、脂身の甘みが白味噌スープに溶け出すことで、食べ進めるごとにコクがさらに深まります。
- 絶品サイドメニュー:メインを邪魔しないコリコリのメンマやたっぷりのネギはもちろん、パラパラで美味しいと評判の「チャーハン」もラーメンのお供として大人気です。
こんな人にぴったり!
- まろやかでコクがあり甘みのあるクリーミーな味噌ラーメンを食べたい方。
- 行列に並んででも、札幌を代表する超有名店の味を体験したい方。
- すすきのでお酒を飲んだ後、深夜に最高の一杯でシメたい方。
このまろやかで優しいスープを完璧に引き立てているのが、札幌の老舗「小林製麺」の特注麺です!
信玄のスープに最も合うように特別にオーダーされた中太ちぢれ麺で、強めに熟成がかけられているのが最大のポイント。札幌ラーメン王道の黄色い卵麺特有の透明感があり、跳ね返るような「プリプリッ」とした強いコシとシコシコ感が存分に楽しめます。 チャーシューの脂身が溶け出してコクが増したクリーミーな白味噌スープを、この見事なウェーブがしっかりと持ち上げてくれる。麺の力強い弾力とスープの優しさが織りなす究極のバランスは、惚れ惚れする完成度です!
らーめん庵
大通やすすきのといった中心エリアからほど近い中央区に位置しながらも、繁華街の喧騒から少し離れた落ち着いたロケーションが魅力です。「都会の真ん中で、ゆっくりと美味しい札幌ラーメンに向き合いたい」という方にうってつけの、知る人ぞ知る穴場の名店。千歳の人気店「IORI」の姉妹店でもあり、名店「すみれ」の系譜をしっかりと受け継ぐ王道の味わいが楽しめます。

ズバリ、どんな味?
- 超アツアツの濃厚ラードスープ:表面を分厚いラードの膜が覆うことで熱をピタッと閉じ込め、最後まで全く冷めません!ガツンとパンチの効いたコク深い濃厚な味噌の旨味が、お腹の底から体を温めてくれます。
- 香ばしいシャキシャキ野菜と生姜のキレ:強火で一気に炒めることで香ばしさを引き出しつつ、絶妙な「シャキシャキ感」を残したモヤシと玉ねぎがたまりません。炙りチャーシューの上にのったおろし生姜をスープに溶かせば、濃厚なスープに爽やかなキレと変化が生まれます。
- 贅沢な2種のチャーシュー:ジューシーな「スライスチャーシュー」と、ゴロっとした肉感のある「角切り(コロ)チャーシュー」の両方が贅沢に入っており、一杯で異なる食感を堪能できます。
こんな人にぴったり!
- 名店「すみれ」の系譜を引く、王道で濃厚な「純すみれ系」の味噌ラーメンを味わいたい方。
- ラードの膜で蓋をされた熱々のスープを最後までフーフーしながら食べるのが好きな方。
- 強火で炒めたモヤシの香ばしさと、生姜の爽やかな風味のハーモニーを堪能したい方。
- 行列や混雑を避けて、住宅街にある隠れ家的なお店で落ち着いて食事をしたい方。
この超アツアツでパンチの効いた純すみれ系の濃厚スープに負けない相棒として選ばれているのが、これまた札幌ラーメンの王道「森住製麺」の特製ちぢれ麺です。
黄色みが強く、加水率が高い熟成麺。コシが非常に強いため、分厚いラードの熱に最後までダレることなく、スープの旨味をガッチリと持ち上げてくれます。シャキシャキに炒められた香ばしいモヤシと一緒に麺をすすった時の「弾力と食感のコントラスト」は、まさに職人芸。純すみれ系の魅力を120%引き出している、見事なマッチングをぜひ皆さんにも食してもらいたです。
らあめん がんてつ 札幌駅西口店
札幌駅の西口を出てすぐという、旅行者や出張中のビジネスマンにとって最高にありがたい好立地にあるお店です。「駅チカだからとりあえず…」という妥協は一切不要。札幌ラーメンの伝統をしっかりと守りつつ、職人の技術が光る本格的でまろやかな一杯をサクッと味わうことができます。

ズバリ、どんな味?
- 甘めでクリーミーな「豚骨×白味噌」:12時間じっくりと煮込んだ豚骨白湯スープに、まろやかな麹白味噌をブレンド。豚骨の旨味がしっかり効いた、甘みとコクのある濃厚でクリーミーなスープが特徴です。
- 口の中でとろける絶品チャーシュー:脂がのったしっとり柔らかな仕上がりで、口に入れるとホロリととろけます。
- 計算されたシャキシャキ野菜:絶妙な火加減で仕上げられたモヤシとネギがたっぷりと乗り、濃厚なスープに対して最高のアクセントに。観光客の方には「みそバターコーン」のトッピングも大人気です。
こんな人にぴったり!
- 豚骨のコクと白味噌の甘みが際立つ、まろやかでクリーミーな濃厚スープに癒やされたい方。
- 濃厚スープに負けない、職人こだわりの「特製たまご縮れ麺」のプリプリ食感を心ゆくまで堪能したい方。
- 札幌駅周辺で妥協したくない。出張や観光の合間に、サクッと本格的な札幌ラーメンを味わいたい方。
がんてつの最大の魅力は、名門「カネジン食品」が手がけるオリジナルの特注ちぢれ麺です。
麺づくり40年の職人が開発したこの麺は、完成後に「5日間じっくり定温熟成」させています。徹底した温度管理のもとで長時間寝かせるのは、並大抵のこだわりではありません。
だからこそ、小麦の旨味が限界まで引き出され、多加水卵麺ならではの「プリプリ・もちもち」とした強烈なコシが生まれるのです。濃厚でパンチのある豚骨味噌スープに決して負けない力強い歯ごたえは、まさに職人の執念が生み出した「がんてつだけの味」ですね!
らぁめん 千寿
大トリを飾るのは、当ブログでも何度か登場しているお馴染みの名店「らぁめん 千寿」です。大通周辺で平日のランチタイム(11:00〜14:20)のみ営業しているため、お昼時にサクッと本格的な札幌ラーメンを食べに行ける人にとっては最高の一杯に出会える貴重な場所です。

ズバリ、どんな味?
- マイルドで奥深い「純すみ系」:名店「すみれ」の系譜(純すみ系)でありながら、角が取れたマイルドで奥深いコクが最大の特徴です。白味噌をベースにしたタレに、豚骨などの旨味と炒めた野菜の甘みが溶け込んでいます。
- 熱々スープと爽やかなスパイス:表面は純すみ系王道の厚いラードの膜で覆われており、湯気を閉じ込めて最後まで熱々のまま楽しめます。濃厚な旨味のあとに、生姜や山椒のスパイスが爽やかに香り、最後の一滴まですっきりと飲み干せる絶妙なバランスに仕上がっています。
- とろける絶品チャーシュー:トッピングにはメンマ、ネギ、炒めた玉ねぎ、モヤシに加え、自慢の国産豚バラチャーシューが乗っています。箸で持つと崩れるほどほろほろと柔らかく、口の中でとろける絶品チャーシューです!
こんな人にぴったり!
- 「純すみ系」ならではのインパクト(熱さ・濃厚さ)が好きで、かつ油くどさが抑えられた食べやすさも求めたい方。
- 箸でつまむだけで崩れるような、とろける「ほろほろ系チャーシュー」が大好きな方。
- 行列必至の活気あふれる人気店ですが、カウンター席メインで一人でも入りやすいため、極上の一杯をサクッと味わいたい出張中のビジネスパーソンや一人旅の方など。
千寿の最大の魅力は、なんといっても「麺」「スープ」「トッピング」のすべてが計算し尽くされた、圧倒的なバランスの良さです!
合わせている札幌の老舗「一柳製麺」の特注中太ちぢれ麺は、強いコシとプリプリ食感に加え、ツルッとした「喉越しの良さ」が抜群。この麺が熱々で濃厚なスープをしっかり引き上げ、そこに絶品のほろほろチャーシューなどの具材が絡み合うことで、決して重くなりすぎない極上の食べやすさが生まれます。
濃厚な味噌ラーメンなのに、気がつけば「さらっと食べれてしまう」ほどお箸が止まらない、一切の隙もない仕上がり。私が何度も足を運んでしまうのも納得の、完成し尽くされた一杯です!

札幌中心部で、あなたにぴったりの最高の一杯を!
いかがだったでしょうか?今回は、「札幌中心部(札幌駅・大通・すすきの周辺)」というアクセス抜群のエリアから、絶対に外さない味噌ラーメンの名店を5店舗厳選してご紹介しました。
一口に「札幌の味噌ラーメン」と言っても、そのアプローチは本当にバリエーション豊かです。 喜来登のようなあっさりと優しい味わいから、信玄のクリーミーな白味噌、らーめん庵や千寿のような熱々でパンチのある純すみ系、そしてがんてつのような豚骨ベースの濃厚味噌まで、お店ごとに全く異なる魅力があります。
そして何より、それぞれの極上スープに対して「この麺しかない!」という計算し尽くされた特注麺(森住製麺、小林製麺、カネジン食品、一柳製麺)が合わさることで、一杯のラーメンとして完璧なバランスが完成しています。長年、製麺の現場で麺と向き合ってきた目線で見ても、どのお店も一切の妥協がなく最高な仕上がりです。
観光や出張の合間のサクッとランチ、すすきのでお酒を飲んだ後の最高のシメ、あるいは一人でゆっくり美味しいラーメンと向き合いたい休日。 その日の気分やシチュエーションに合わせて、ぜひこの記事からあなたの「お気に入りの一杯」を見つけてみてくださいね!


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